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名古屋(大門)-旧中村遊郭にタイムスリップ

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中村遊郭の中でも、華やかなその朱泥の壁で道行く人々の目を引いたに違いない、「稲本」。現在は料亭となっていますが、周囲にマンションなどが立ち並んでしまった現在、その際立つ存在感はいよいよ異彩を放っています。入口は中国風で、いかにも竜宮城のよう。内装は和の贅を尽くし、外装以上に豪華絢爛なのですが、出張の帰り際に立ち寄った貧乏サラリーマンが中に入れるはずもなく、ここで退散。
それにしても、遊郭は夕暮れ時がよく似あいます。

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通りをはさんで、「稲本」(右)と「松岡(」左)が向き合っています。ともに、規模はかなり大きいです。

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「稲本」と双璧をなす、こちらは「松岡」。写真でしか見たことはありませんが、松岡の浴室は床も壁も浴槽もすべて舶来のタイル張りで、ステンドグラスがちりばめられたアールデコの世界。その豪華さは稲本にひけをとりません。
料理屋として今も健在な稲本とは対照的に、こちらは、なんと「デイケアセンター」になっていて、これにはとてもびっくりしました。玄関に映っている方は介護ヘルパーさん。遊郭からデイケアセンターという、驚きの「用途変更」により、何とか建物としての寿命をまっとうする道を与えられたわけですね。
外観は当時のままで、写真は雨でけぶってしまいましたが、窓まわりの和のしつらえに、当時の風情をしのぶことができます。内部も最低限の機能付加以外は手を加えていないようです。建物に対するオーナーの愛情を感じます。ずっとこのまま使われ続けて欲しいと願うばかり。

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これもかなり大きな建物。稲本と同様に、朱泥が塗られた様が艶かしさをそそります。
ものの本によると、「新千寿」という名の遊郭だった建物で、かつては「新山水」という遊郭と棟続きで連なっていました。現在は「新山水」は解体されて看護学校が建てられましたが(写真で後ろに見える白いビルがそれ)、「新千寿」は当時のまま、今に至っているということらしいです。
玄関には、旧中村遊郭の中心に位置する鵜飼病院を経営する鵜飼家の表札が掲げられていました。鵜飼家はこの旧中村遊郭に広大な土地を所有する地主さんのようで、何軒かの旧遊郭建物は取り壊されて病院施設が建てられました。とは言え、用途変更した松岡をはじめ、こうして今もかつての遊郭建物が使われ続けているのは、保存に対する鵜飼家の理解によるところが大きいのかもしれませんね。

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かつて遊郭だった建物を、あちこちに見つけることが出来ます。普通に商店あるいは民家として使われていますが、建物のつくりはかつてのこの街の歴史を道行く者に静かに伝えています。

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中村遊郭は、現在は中村区大門町。商店が並ぶ、ごく普通の生活圏なのですが、本来は「異界」のはずのソープランドがスーパーマーケットに面して軒を連ねている様は、初めて訪れる者にとっては、かなりアンバランスに感じられます。しかも、ほとんどの店は古くからの木造の遊郭建物を使用しているらしく、通りに面した部分だけをコンクリート製のファサードで煌びやかに飾っています。

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傑作だったのは、このアラビアンナイトの建物。イスラムのモスクをあしらった(らしい)ファサードと、古い木造遊郭の落差というかコントラストには、何とも言いようがないものがあります。頭にターバンを巻いたボーイが出てくるのでしょうか。姫はクレオパトラチックなのでしょうか。
ちなみに、かつてはフランク・ロイド・ライト風など、エキゾチックな遊郭建築の饗宴が見られたらしいのですが、今はその面影もない、うら寂しい横丁風情。

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テーマ : レトロを巡る旅
ジャンル : 旅行

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古民家での晴耕雨読な暮らしに憧れる軟弱な熊谷都民。

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