スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

フィレンツェ・ミステリーガイド

mysteryguide.jpg

昔の観光ガイドブックは、カラーページは最初の数ページだけ、中身は白黒で、かなり読みごたえのある記事もあったような記憶があります。でも、最近のガイドブックは、オールカラーでビジュアルになったのに、中身といえばどれも「グルメ」と「ホテル」が主体で、いかに素敵なホテルに泊まり、美味しい料理を食べるかにかなりのスペースが割かれています。大手旅行会社の企画するツアーも、大体それに類したものですね。特にイタリアツアーに関しては、どの旅行会社も、ミラノ・フィレンツェ・ヴェニス・ローマといった、ほとんど同じようなコースをたどるものばかり。もちろんそれも旅の大事な要素には違いないけれど、物足りないというか、あまりにもミーハーすぎるのでは。。。

というわけで、一味違うイタリアツアーを経験したい方に絶好の書を見つけました。フィレンツェに残る数多の歴史的遺産にまつわるミステリアスな世界にわたしたちをいざなってくれます。白亜の乳房、UFOの聖母、古代神のゆくえ、アッペンニーノの巨人、人体解剖の館、ある死刑囚の足跡、光と影の空中回廊、死を巡る、ポルセンナの迷路、聖女の頭、拷問博物館、法廷の箱庭、白い貴婦人、愛しき女。。。見ているだけで、そそるというか、好奇心をくすぐるタイトルがずらりと並んでいますね。興味を持ったら、図書館に直行しましょう。

一応、仏教国の日本人の目に、イタリアのドゥオーモはいかにも美しく映ります。その荘厳さに触発されてか、帰国して聖書を読み始めたりカトリックの教会に通い始める人も少なくないでしょう。そこには、東大寺や法隆寺ではあまり感じることのない琴線を刺激する何かがあるのは間違いないと思います。でも、その荘厳さの裏には、2000年以上におよぶ長いキリスト教の世界が、いかに一筋縄でいかない、不可思議で不可解でおどろおどろしいものであったかという、歴史の真実の一端を垣間見せてくれます。

ま、そんな屁理屈をこねなくても、フィレンツェに旅行する際にはぜひ、スーツケースにしのばせておきたい。本書の導きにしたがって、フィレンツェのミステリーウォークをしてみたい。フィレンツェに行くお金がない人も、インターネットで写真を探索しながら、イマジネーションをふくらまし、旅行気分を味わえること間違いなさそうです。

実はまだ読んでいる途中ですが、面白いので、フライングで書いてしまいました。著者はボローニャ在住のエッセイストで、日本の漫画をイタリア語に翻訳したりしているそうです。文章がとても上手で臨場感にあふれ、読みやすい。学者的でもなく通俗的でもなく、ほどよいテイストに仕上がってます。


市口桂子 著
白水社
定価:2,000円+税


スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

カテゴリー
プロフィール

fabio777

Author:fabio777
古民家での晴耕雨読な暮らしに憧れる軟弱な熊谷都民。

月別アーカイブ
ブログ検索
FC2カウンター
原発のない世の中へ!
【署名のお願い】自然エネルギー100%と原発の段階的廃止を実現するため「エネルギー基本計画」を変えよう!
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
リンク
RSSフィード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。