スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

美しい諍い女

labellenoiseuse01.jpg

公開当時は新聞やテレビでずいぶん話題になりましたね。3時間を超える非常に長い映画で、画家がモデルを相手に絵を描き続けるシーンが全体の半分近くを占めるという特異性や、はたまたヘア論議など、いろいろな話題を提供しました。1991年の作品ですから、今からもう17年も前の作品ということになります。ほんと早いものです。ふと見たくなって、DVDを借りました。

labellenoiseuse04.jpg

labellenoiseuse05.jpg

南フランスの古びたシャトーに住む年老いた画家フレンホーフェル。彼は10年前、妻のリズをモデルに、17世紀に天外な人生を送ったという高級娼婦カトリーヌ・レスコーを題材とした「美しき諍い女」を描くも、途中で挫折し、以来10年間、絵筆を執っていませんでした。
そんなある日、若い画家のニコラが恋人のマリアンヌを連れて、彼のシャトーを訪れます。
美しい肢体と人を射るような目線を持つマリアンヌを一目見た瞬間、彼には「美しき諍い女」を再び完成させたいという強い野心がふつふつとわきあがってきます。
ヌードモデルになることを嫌がったマリアンヌでしたが、5日間で完成させることを条件に受け入れることに。そして、老画家と若いモデルの緊張感漂う息詰まるような濃縮した時間が延々と描かれ続けていきます。リズ役のジェーン・バーキン(個人的に大好き)が渋い演技で脇を固めています。

labellenoiseuse03.jpg

映画の撮影されたのは、フランス南部の古都、モンペリエの近くにあるchateau-assasという古城です。
「シャトー」は言うまでもなく、本来は「城」を指す言葉ですが、ボルドー地方などでは「ぶどう園」を意味することもあるそうです。城といっても、中世の時代に貴族たちが自然や狩りを楽しむために建てたもので、日本の戦国時代の城のように戦闘や統治が本来の目的ではなかったため、ため息が出るほど美しく、優雅なたたずまいのシャトーがフランス各地に点在しています。
映画は、このシャトーだけを舞台としてストーリーが延々と展開していくので、シャトー選びにはずいぶんと気を使ったことでしょう。フランスにある多くの美しいシャトーと比べると、映画の舞台となったシャトーはいかにも古ぼけていて、意外と言えば意外です。でも、考えてみれば、映画の主人公は老画家とモデルなわけで、シャトーがあんまり美しすぎては困るのですね。

labellenoiseuse02.jpg

シャトーはいつ頃の竣工かわからないのですが、とにかく広いです。そして、天井が高くて、特に1階は2階分くらいの階高がありそうです。画家のアトリエは2階のバルコニーを歩いた奥にあり、バルコニーからは広々とした平原を見渡すことが出来ます。もちろんアトリエも広いですが、寝室はやけに狭かったりします。平面図があれば見てみたいな、と思います。
外装も内装も質素で、フランス観光パンフレットなど紹介されている、日本人女性に大人気の「ウェディング・シャトー」などと比べるとイメージがだいぶ異なりますが、一部の歴史遺産的な建築や観光用の建築を除けば、普通のシャトーは、このような建築が多いのかもしれません。画家や芸術家が住むにはいいかもしれないけれど、普通の人が住んでも退屈するだけで、少なくとも日本人向きではないような。。。

原題:LA BELLE NOISEUSE
原作:バルザック
監督:ジャック・リベット
ミシェル・ピッコリ(フレンホッファー)、ジェーン・バーキン(リズ)、エマニュエル・ベアール(マリアンヌ)
1991年フランス映画

スポンサーサイト

テーマ : 最近見た映画
ジャンル : 映画

コメントの投稿

非公開コメント

カテゴリー
プロフィール

fabio777

Author:fabio777
古民家での晴耕雨読な暮らしに憧れる軟弱な熊谷都民。

月別アーカイブ
ブログ検索
FC2カウンター
原発のない世の中へ!
【署名のお願い】自然エネルギー100%と原発の段階的廃止を実現するため「エネルギー基本計画」を変えよう!
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
リンク
RSSフィード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。