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トムラウシ山大量遭難事件 続編

前回記事の続編です。

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テントなしで、寒さしのぐ=装備不十分で凍死か-
大雪山系遭難事故・北海道警
8月17日16時7分配信 時事通信

 北海道大雪山系の遭難事故で、9人が死亡したトムラウシ山(2141メートル)山頂近くで低体温症のためビバークした5人が、当初、簡易テントのツェルトのみで0度近い寒さをしのいでいたことが17日、道警への取材で分かった。道警は一行の人数に応じた十分な装備がなかったとみて調べている。
 一行はガイド3人と客15人。強い風雨にさらされるなどして、客数人が体調を崩したため、7月16日正午すぎ、ガイド2人と客5人は山頂付近でビバークした。残りは下山したが、ガイド1人がテントを持って下山組を率いたことから、ビバーク組はテントなしで救助を待つこととなった。
 道警によると、救助要請のため携帯電話が通じる場所を探していたビバーク組のガイドが、約1キロ先の南沼キャンプ地近くで非常用に置かれたテントやガスコンロなどを偶然発見。湯を沸かすなどして客の保温に努めたが、2人は凍死した。また、近くでビバークしていた別のガイドと客もテントがなく凍死した。 


この事故が起きたとき、不思議に思ったのは、どうしてテントを持っていなかったんだろう?ということでした。ガイドが自分たち用に担いでいたテント (したがって、全員は入れない) に重傷者を入れ、それでも凍死してしまったのだろうと思っていました。

ところがどっこい!

ニュースに映っていたテントは、山岳整備の方たちが非常用に張っていたものを偶然見つけ、中にストーブなどがあったのでちゃっかり使わせてもらった。。。ものだったのだそう。そして、唯一テントをかついでいたガイドは、先行組と一緒にさっさと下山してしまったのだとか。

あいた口がふさがらない とは、まさに、こーゆーことを言うのでしょう。

もしもこのテントが一般登山者が張ったものだったとしたら、アタックを終えて冷え切った身体を暖めようとテントに戻ったら、見ず知らずの集団が占拠していた、なんてことになってたわけで、さらに大問題となっていたことは間違いありません。

そして、もしこのテントがなかったら、さらに悲惨な事態になっていたわけです。

テントを持たずに北海道の山に入るって、そもそもありえる話でしょうか。
本州と違って山小屋はおろか、ろくすっぽ避難小屋さえない。
そんなところで悪天候に見舞われたら、死から救ってくれるのは、テントとストーブと防寒具と予備食料だけです。
 
テントを担いで山を歩く人間は、テントのありがたみをいやというほど知っています。
テントの中と外では、まさに天国と地獄です。
だから、多少重くても、無理して背負っていくわけですね。

つくづく、このツアーは謎が多いです。

ガイドさんの判断に注目が集まっていますが、思うに、このガイドさん、最初からあまりやる気がなかったように感じられて仕方がないです。おそらく、旅行会社から賃金をケチられたりして、しぶしぶ参加した、みたいな気がしますよね。

それから、こんな記事もありました。

避難小屋、設置望む声
=本州に比べ「整備に遅れ」-大雪山系遭難で地元ガイド
 北海道大雪山系のトムラウシ山(2141メートル)でツアー登山客ら9人の凍死者を出した遭難事故。出発後の行程には、風雨を避ける避難小屋がなかった。地元のベテランガイドは本州の山に比べ、整備が進んでいないとし、「小屋があれば助かったかもしれない」と話している。
 トムラウシ山では16日、18人(うちガイド3人)のパーティーが悪天候で遭難、翌日に救助されたが、ガイド1人を含む男女8人が凍死した。単独で入山した男性1人も亡くなった。
 ツアー客の登山は3日間で計28時間半をかけ、41.5キロを歩き通す日程。16日は避難小屋を早朝出発し、トムラウシ山頂を経て下山する計画だった。晴れた日でも10時間以上かかる12.5キロの難コースで、尾根筋の道は樹木も山小屋もなく、吹きさらしの状態が何時間も続くという。
 北海道山岳ガイド協会の川越昭夫会長(72)は「本州の山なら、行程の半日ごとに山小屋があることが多いが、北海道は整備が遅れている」と話す。(2009/07/25-15:12)


ごもっとも、です。
しかし、小屋を作るにはカネがかかる。維持するにもカネがかかる。
そのカネはいったいどこから持ってくるのでしょう。
登山者が落とすわずかなカネだけで、果たしてやっていけるでしょうか。
しかも、登山客がそれほど来ない山に常駐型の小屋を作る物好きな人はいないでしょう。
だったら税金で整備しろ、という話になるのでしょうか。

本州だって、小屋のないルートはありますよね。
それを前提として、必要にして十分な準備をして踏破するわけです。
小屋をあてにする登山者は、小屋のないルートは登ってはいけないわけですよね。
そこそこ身体を鍛えたうえで、自分の体力をわきまえ、身の丈にあったルートを選ぶ。
登山者がいるのだから小屋を整備しろというのは、本末転倒のような気がします。

こんな手抜きツアーでなくなった方の無念を思うと、後味の悪い遭難事件でした。
詳細は、羽根田治さんなどの専門家が解明してくれることを期待します。

合掌

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テーマ : 登山・ハイキング
ジャンル : 旅行

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