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政権交代(?)の風景

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2009年の衆議院選挙が終わりました。予想通り、民主党の圧勝でした。
かくいう私も千葉県で民主党に入れたのですが、自分が投票した政党が勝ったというのに、それほどうれしいとは感じません。なにかフクザツな思いです。あまりに予測どおりだったせいでしょうか。

当選した議員さんも、党幹部たちも、本当は嬉しさより複雑さのほうが大きいと思います。
「なんでこんなに勝っちゃったんだろう」

テレビで誰かが「身に覚えのない票」と言ってたけど、言い得て妙だと思います。
サッカーで言えば、オウンゴールですね。期せずして点が入ってしまった。
相手チームが身に覚えのないゴールを決めてくれたのですから。。。

でも、激しく攻めているからこそ、相手がクリアしきれずにオウンゴールになってしまうわけです。
民主党の攻勢になすすべなく、全員が自陣に引いて張り付いていたにもかかわらず、それでもケチョンケチョンにやられてしまった。サッカーなら、0-5とか0-6くらいの大惨敗です。世界金融危機とか、政権与党に不利な要素があったのは仕方ないですけれど。

ところで、今回の大勝の立役者は、やはりなんと言っても小沢さん。
西松建設不正献金の件でミソがつくまでは、民主党の代表は小沢さんだったのです。
不正献金についても、民主党政権を阻止する官僚側がリークしたなんて噂もありましたね。
そんなことは意に介さず、表舞台から舞台裏に回って、これだけの政権交代をなしとげてしまったのですから、豪腕恐るべしです。

ところで、もし小沢さんが代表のままだったら、今回の選挙、少し違ってたかもしれません。
小沢さんも鳩山さんも自民党出身だけど、鳩山さんには「友愛」をはじめ、クリーンなイメージがつよいですよね。自民党に早めに見切りをつけて脱退したこともあって、自民党流の派閥政治に漬かっていないし、何より、ジェントルマンです。身のこなしや穏やかな口ぶり、揚げ足を取られても決してムキになったりせず、とにかく落ち着いています。これほどの紳士は、今の日本、なかなかいないのではないでしょうか。でも、穏やかさの奥底に強い意志を抱いていることは、開票後の記者会見で見せた視線からも、感じ取ることが出来ました。こういう紳士に「友愛に満ちた政治を!」と言われれてしまえば、自民党政治の悪弊に苦しめられてきた庶民が一斉に民主党に流れたのは、当然だと思います。

20081005_m.jpg

だけど、忘れてはいけないのは、民主党の影の党首は小沢さんだということ。

小沢さんは、確かに策略家であり選挙にはめっぽう強いけど、一政治家として何を成し遂げたいのか、よくわからない時期もありました。自民党を脱退して新進党を組織して細川連立内閣を作ったり、今度は民主党を立ち上げて。。。という感じで、離合集散を影で操って満足しているだけじゃないのか。。。掲げている公約も、政治家としての理念というよりは、選挙に勝つために必要な公約なんじゃないか、という疑念がぬぐえない印象があったわけです。

でも、前回の衆議院選挙で小泉純ちゃんに惨敗した後、小沢さんは党本部のことは鳩山さんや菅さんや岡田さんに任せ、過疎化が進む全国の地方の一人区をひたすら回って辻説法していた時期があります。正直これはすごいなと思いました。もともと自民党で角栄直系を張っていた人が、なんという変わりようでしょうか。疲弊し過疎化する地方の姿に、日本の停滞を感じ取り、そこから日本の政治を組み立てなおすという戦略があったとしたら、郵政民営化で旗を振ってただけの純ちゃんより、よっぽど天下国家の将来を憂い、もっとずっと先を見通していたのかもしれません。単なる権謀術数だけの政治屋ではないのだと思います(そう見えてしまうのは、ご本人にとって少なからず損ではないかと思うのですが)。

小沢さんと鳩山さん、見た目には毛色も違えば性格も違うし、うまくやっていけるのだろうかと心配するかもしれないけど、意外に共通する面が大きいような気がします。
そして、政権運営能力を心配する人もいるみたいだけど、民主党政権は中期的には安泰じゃないかと思います。すぐには結果は出ないけど、自民党政権に戻ったところで、たかが知れている、という空気になっちゃったので、よほどの失政がなければ、地方分権を求める流れともシンクロして、いままでの霞ヶ関に偏った施策は次第に地方重視・国民重視に傾き、官僚の特権も少しずつ牙を抜かれていくでしょう。
一度そうなったら、自民党政権が復活して官僚とべったりくっついたところで、新しい何かを生み出せるとは思えません。


それにしても、政権交代の風景、印象深いものがありました。
政治の風景は、やはりポスターですよね。
「政権交代」の四文字を掲げた鳩山バージョンより、以前の小沢バージョンのほうが、民主党の目指す方向がわかります。

今回の選挙、どの政党も「生活が第一」と、「生活防衛」を掲げていました。
でも、「国民は家族です」、「新しい生活をつくる」と高らかにうたう民主党のポスターは、なぜか心に残るものがありますね。ただ「守る」だけじゃなくて、一緒に何かを作っていこうというメッセージが感じられます。純ちゃんの時代、国民は「勝ち組」と「負け組」に分けられ、「負け組」はセーフティネットで救済する存在でした。オレは国に助けてもらわなければ、ろくにメシを食うこともできないのか。。。この情けない、悔しい気持ちは、純ちゃんや竹中さんにわかろうはずもありません。そして、そうした人たちの票は、多くが民主党に流れたのだと思います。

何気ないポスターに込められたメッセージが、一国の政治を変えることがあるのかもしれない。
そんなことを感じました。

小沢さんも鳩山さんも献金問題が指摘されていたけど、しょせん政治家なんて、多少の疑わしい献金はあって当たり前でしょう。でも、私腹を肥やしたわけじゃなくて、よりよい政治のためのコストとして投入しているのだったら、少々のことには目をつむり、大きな目で見るべきじゃないのかな。

長くなったので、このへんで。
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