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若桜-蔵が連続する路地とカリヤの街並み

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わかざくら、ではなく、わかさ、と読みます。
地図上は鳥取県ですが、兵庫県・岡山県に接していて、交通の要衝として古くからの宿場町でした。内陸で冬場はかなりの雪が積もるため、東北や北陸に見られるような雁木が発達しています。木造3階建の民家も多数残っています。
隣が更地になって、妻側の全貌が図らずも露わになった住宅。開口部がまったくなく、ロケット型にセットバックした妻壁と、隣家とを隔てる無骨で大仰な隔壁は、通りすがりの旅人を振り返らせるに十分な迫力でした。
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この雁木は、若桜では「カリヤ」と称され、この道も「カリヤ通り」と呼ばれています。軽自動車が置けるくらいのスペースがあり、近所のおばさんたちの井戸端会議や、荷物の出入れ、表通りからの視線の防御など、何かとユーティリティ性に優れた空間です。雨の日のちゃっかり雨宿りにも便利で、要するにパブリック的な要素も兼ね備えた公私の境界的な空間として機能しているのでしょう。2階の虫籠窓と腰壁のナマコ壁の組合せが、デザインに独特のアクセントを与えています。越屋根もなまこ壁で飾られているところ、抜かりがありません。
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駅前を左に曲がると、白壁土蔵群のある細い路地に出ます。軽自動車も通れない路地の両側に蔵が立ち並ぶ様は、まるで工場のこぎり屋根のように、蔵が連続した建屋であるかのような錯覚を生じます。ほぼ同じ規模、同じ高さで、壁面線も綺麗にそろえられており、当局による「建築指導」が行われていたとしか思えません。
考えてみれば蔵は単なる物置であるから、表通りに面して配することはありえないわけで、ウナギの寝床の敷地条件の関係で、たまたまこのような形になったのだろうと思っていたら、実のところ、明治の大火の後、(道幅が狭いという避難安全上の理由で)この通りは土蔵以外の建物や人家を建てることが禁止されたのだとか。後世、これが観光資源になるなんて、思いもよらなかったでしょう。
清流のせせらぎと相まって、佇むだけで心が落ち着きます。

■鳥取県八頭郡若桜町■
若桜鉄道の終点、若桜駅。郷愁をそそる、ひなびた終着駅
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鳥取と姫路を結ぶ国道29号線沿いに位置する。国道29号線は、兵庫県側では因幡街道、鳥取県側では若桜街道または播州街道と呼ばれている。鳥取方面からは、郡家から若桜鉄道とともに左折し、船岡、八東をへて若桜へ。姫路方面からは、中国自動車道を宍栗ICで下り、宍栗(しそ、と読む)市内を延々走り、波賀を経て若桜へ。
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古民家での晴耕雨読な暮らしに憧れる軟弱な熊谷都民。

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