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米子-加茂川沿いの商家の街並みと皆生にそびえる東光園

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国の重要文化財に指定されている近藤家。旧加茂川の京橋のたもとに建ち、現在では母屋と一番蔵、二番蔵、味噌蔵を残すのみ。戦国時代に石見(今の島根県)から移り住み、江戸時代に海運業を営み、藩の米や鉄の回漕の特権を与えられた回船問屋でした。切妻屋根に本瓦、千本格子に家紋入の白壁など、重厚な造りが後藤家の当時の財力を感じさせます。また、主屋の半分近くが板張りと土間で構成されていて、これは廻船問屋ならではの特質。中庭に面して、鴬張りの切目縁がある、と書かれていて、これは見てみたかったのですが。   
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米子は江戸時代、旧加茂川沿いに栄えた商業都市で、今でも下町地区には、古い町並みや寺町が、また川沿いにはいろいろなバリエーションの白壁土蔵群が見られます。川に面して蔵を設けているのは、それだけ船運が盛んだった証しでもあるのでしょう。
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千本格子で飾られた下町の民家。アンティークのお店になっています。
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看板建築風の昔ながらの佇まい「岡本一銭屋」。昔懐かしい駄菓子、玩具所狭しと並べられています。

ところで、米子といえば皆生温泉。山陰きっての景勝地ですが、皆生を訪れたら、これを見ずには死ねない? そう、若き菊竹清訓大先生のの野心作、ホテル東光園です。
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黒川紀章とともに1960年代のメタボリズムの中心であった建築家、菊竹清訓の設計によるホテル「東光園」。 40年の「不惑」を迎えた今も、その新鮮さはまったく薄れていません。間違いなく、氏の最高傑作と思います。同じ空中庭園でも、江戸東京博物館より、ずっと素晴らしいではないですか。最上部の膜シェル構造も、ぱっと見では違和感を感じるかも知れないが、これを取り去ったときを考えると、デザインとして実に効いていることがわかります。
でも、さすがにコンパクトデジカメでは無理でした。
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25歳で事務所を立ち上げ、自邸「スカイハウス」で試行した空中庭園の思想を本格的に実行しました。伝統木造建築に特徴的な柱と貫による構造を鉄筋コンクリートで実現しています。空中庭園を支えるのは、柱と3本の添え柱による独特な構造。建物外部はもとより、建物内部のロビーでも、意匠と一体となった美しさを見せています。今でいうなら、さしずめスーパーストラクチャーの趣き。こんなに手の込んだ構造意匠をデザインする建築家って、すごいの一言です。
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海岸沿いということで、打放しコンクリートの維持は並大抵ではないに違いないですが、訪れたときは実に美しく保たれていました。これもクライアントと建築家の信頼関係がなせる業なのでしょうか。少々値段が張っても、この本館「天台」の空中庭園の和室に泊まり、流政之がデザインしたという和風庭園と日本海の大海原を背に、美食三昧といきたいところでしたが、まことに残念ながら、東光園のそばの古びた木造旅館の一室で翌朝を迎えたのでした。

■鳥取県米子市■
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米子駅北口から、国道9号線を横切り、左手に湊山公園を見ながら道なりに進むと、やがて米子港に出る。下町地区は、その手前のあたり、旧加茂川沿いに広がっている。
米子に来たら、「逆さ大山」で知られる植田正治写真美術館はぜひ訪れておきたい。また、米子といえば、皆生温泉を置いて他にない。豊富な湯量が湧き出す、海岸沿いに広がる優美なリゾートである。皆生から海岸沿いに北に向かうと、水木しげるロードで有名な境港市。ただし、観光バス軍団が殺到するためパスし、港近くの漁師のお店でね新鮮な魚料理に舌鼓を打つに限る。
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古民家での晴耕雨読な暮らしに憧れる軟弱な熊谷都民。

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