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杵築-石畳の坂道と漆喰塗りの庭園のように美しい道

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杵築の景観を印象付けるのは、坂である。いくつもの坂が名前を付けられ、個性を主張している。神戸や横浜、長崎、尾道などのように、坂というのは平地に比べて、変化に富む美しい空間を見せる舞台装置としてのポテンシャルを備えているが、杵築の場合は、傾斜が緩いことが空間の広がりを感じさせるポイントになっているようだ。重力に逆らって坂道を登ることは、人間にとってあまり嬉しいことではないが、足元ではなく上を見上げながら登れるため、坂道を愉しむことができる。「勘定場の坂」と呼ばれるこの坂は、石畳みの階段に石積みの腰壁と白い漆喰塗りの塀が続き、実に美しい。木々の緑との調和も素晴らしい。不純物のない透き通るような空間が広がる。
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志保屋の坂。階段状ではなく、石畳の坂道になっている。練石積みの擁壁と、実にいい感じで調和している。写真右は、「きつき城下町資料館」として公開されている茅葺の民家。
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表面の漆喰がはげて、土が露しになった土塀。土がえぐれ、中の小舞や「すさ」が露出しているが、白い漆喰塗りとの対比で見るとコントラストが際立ち、なかなか味がある。
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杵築では、道があたかも、ひとつの庭園であるかのように見えてしまう。側溝はすべて玉石で造られ、無味乾燥なコンクリート二次製品に見慣れている私たちにとって、実に新鮮である。それにしても、これほど美しい外構がバリエーション豊かに楽しめる街並みに遭遇することはほとんどないように思われ、歩いていて実に楽しく心地よい。綺麗好きなのだろうか、通りはゴミひとつなく美しく清掃されている。

大分県杵築市
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国東半島の海岸沿いに着陸する大分空港から、国道213号線または大分空港道路で大分市内に向かう途中の右手にある。歴史的な街並みのちょうど中心に市役所があり、駐車場があるので、ここにクルマを停めれば便利である。坂の上から杵築城を望めるポイントもある。近くには、カブトガニの生息地もあるらしい。大分市の南に臼杵市という町があり、名前が似ていて、あやうく間違えそうになった。臼杵も同様に坂道のある城下町で、素晴らしい街並み。
杵築から海沿いに走れば、日本に名だたる別府温泉へ。別府は九州横断道路の起点にもなっていて、ここから日本海側を目指せば、リゾート地の湯布院を経て、林業の町、日田に至る。日田市には「豆田町」という歴史的な街並みが残っている。大分自動車道を走る場合は、ぜひ「途中下車」して訪れたい。
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テーマ : レトロを巡る旅
ジャンル : 旅行

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