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大津波の爪痕を旅して その1 荒浜

気がつけば11月も終盤。秋も深まり、山々は美しく紅葉しています。
今年はずっと忙しくて、旅に出ることもほとんどありませんでした。
大津波の被災地がどうなっているのか、ずっと気になっていました。
三連休がフリーになったので、今回はボランティアではなく、クルマで現地を旅してきました。
大震災に関するニュースが一気に減少し、国民の関心が低下しつつある今、現地の「今」をこの目で見てみたい、と思ったのです。

荒浜、石巻、鮎川、女川、大船渡、陸前高田、気仙沼を回ってきました。
2日間の強行軍だったので、釜石、南三陸は行けませんでした。
やはり、自分の目で見て確かめなければわからないこと、新聞やテレビで報道されないことがたくさんあるんだな、と感じました。

以下、順番にUPしていきます。

早朝の新幹線「はやて」で朝8時に仙台に着き(速い!)、小さいレンタカーを借りて旅を始めます。

最初に向かったのは、荒浜です。
海岸から100~200mのところに家屋が並び、付近に高台がなく、広範囲にわたって被害を受け、多数の犠牲者が出たのは皆さんご記憶の通りです。
震災当日、私は東京の「ビッグサイト」の展示会の会場にいたのですが、交通機関がすべて止まり、偶然出食わした旧知の知人と一緒に近くのホテルのエントランスで一夜を明かしました。その日に限って携帯電話を充電してなかったため携帯から情報が得られず、館内放送やラジオなど何も情報がなく、夜になって周囲の方から宮城県の荒浜に数百人の遺体が横たわっているというニュースを伝え聞き、とにかく驚いたことを覚えています。
荒浜という地名はそれまで知りませんでしたが、脳裡に深く刻まれました。

arahama01.jpg

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昨年、なんちゃってボランティアで数回とはいえ現地に行っていたので、それなりに心の準備はできていたつもりですが、あまりのすごさに言葉を失います。一面、原野です。鉄筋コンクリート製の住宅の基礎だけが、そこに建物があったことを示していますが、その光景がどうにも頭の中に思い浮かびません。あらゆるものをなぎ倒してしまう津波の破壊力、人間の力ではどうにもすることができません。
地図によると、このあたりにお寺があったようなのですが。。。

arahama02.jpg

砂浜の松並木。これだけの津波の直撃を受け、激しく傾きながらもかろうじて立っています。塩水をかぶったし、高田松原の一本松のように、いずれ枯れてしまうのでしょうか。

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荒浜小学校。子供たちが学び、遊んでいる気配はまったくありません。体育館も激しく破損しています。校庭は赤茶色に錆びたバイクの置き場と化していました。小学校の校舎を解体するかどうかで住民と行政が話し合いをしているようです。

arahama05.jpg

海沿いを走る県道10号(塩釜亘理線)沿いに立つ3階建ての建物。3階まで津波が来たことを物語っています。現地に立つと、このレベルまで海面が上がるということが、理屈はともかくとして、感覚としてまったく理解できないのです。正直、ありえないです。

arahama06.jpg

壊滅してしまった住宅街の中で、わずかにその姿をとどめているのは、鉄筋コンクリート造の住宅だけ。それも、激しく損傷しています。

arahama07.jpg

復興を誓う地元に皆さんのメッセージ。
故郷を再生したい気持ちは痛いほどわかります。
だけど、建物の3階にまで海面がせりあがって襲ってくる体験をしたら、そのトラウマたるや一生ものではないでしょうか。何度もフラッシュバックしてくるだろうし。といって、三陸のように、近くに移転できる高台があるわけではない。いったいどうすればいいのか。。。
地域によっては、自宅を再建したり仮設商店街を立ち上げるなど、少しずつ復興が始まっていますが、荒浜ではがれき処理が終わりつつあるものの、人の気配がまったく感じられません(おそらく地区全体を移転するという行政の意向なのでしょう)。この問題の難しさを物語っているようです。

arahama08.jpg

荒浜から県道10号線を北上し、石巻に向かいます。
途中、七北田川を渡り、仙台方面に左折したあたりの光景です。
近くには仙台港があり、このあたりにまで海水が流れてくるのでしょうか。
地盤がかなり沈下していることがわかります。

以下、石巻編につづく。
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テーマ : 旅先での風景
ジャンル : 旅行

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