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大津波の爪痕を旅して その3 鮎川浜

石巻を後にし、牡鹿半島の先端にある鮎川に向かいます。県道2号線に入り、美しいリアス式海岸の山並みを縫うように走ります。急カーブ・急こう配の連続で、昔バイク小僧だったころに走ってたら、さぞ気持ちよかっただろうな、とふと思ったり。
リアス式海岸なので゛平地が少なく、わずかな平地に漁村が散在していますが、いずれも大変な状況です。
ただ、小さな漁港であっても、それなりに桟橋などの復旧工事が少しずつとはいえ着々と進んでいて、少し安心しました。

途中、大原浜でクルマを止めました。

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このへんも地盤がことごとく沈下してして、大型土のうを積み上げています。堤防も損傷していて、これでは台風の高潮を防ぐことはできないでしょう。

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地図によると大原浜郵便局があった場所。今は何も残されていません。

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唯一残っていたのが、こちらの土蔵。屋根などに若干の損傷がありますが、構造はほぼ無傷です。驚異的と言うしかありません。ほかの地域でも、鉄骨造の建物が根元から破壊されているというのに、土蔵が残っているというシーンをいくつか見かけました。昔の棟梁の知恵には感服するしかありません。母屋は流されても、土蔵さえ残れば、大事なものも流されずに済むし、何より避難場所にもなります。系図や家宝といったものは、そうやって先祖代々守られてきたのかもしれません。

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鮎川が近づいてきました。
昨年ボラでがれきを拾ったのが、鮎川の少し手前にある、十八成浜というところです。
くぐなりはま、と読みます。
ご多分に漏れず、ここも地盤沈下が激しいようです。

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十八成浜の海岸です。
ちょっとした公園になっているのですが、状況は昨年とほとんど変わっていないようです。
倒れた並木の伐採木が海岸に放置されたままになっています。
違いと言えば、新しくて綺麗な公衆トイレが液状化で激しく傾いていたのですが、撤去されていたことくらいでしょうか。また、近くには1階がピロティみたいになったお宅がいくつかあったのですが、なくなっていました。

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昨年がれきを拾ったエリアです。
雑草が生い茂っています。
いずれ、ここで農業を再開する日が来ることを期待してやみません。

ayukawahama07.jpg

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気温30℃越えの暑さの中で作業しました。
暑い中、みんながんばってました。
(私はそんなにがんばらなかったかな。。。)
皆さんと一緒に、作業しては休憩を取り、お昼のお弁当を食べたりした建物です。
かつてとまったく変わっていません。
まだ新築みたいなので、きちんと補修すれば十分使えそうに見えますが、住む人がいなければ始まりません。
このまま廃墟みたいになってしまうのはしのびない気がします。

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鮎川の市街地です。ボラバスはこ先のENEOSのガソリンスタンドのあたりに駐車しました。

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地域の復旧本部になっていた公民館。今はひっそりとしています。

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公民館の前には仮設の商店街ができていました。
地元の方たちでにぎわっていました。
私が写真を撮っていたら、「おーい、そこの写真の人、おらたちも撮ってくれや、がはははは」
お酒が入ってたんだろうけど、それにしても元気いいっすね。
さすが、漁師さんの街です。

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石巻や大船渡、気仙沼のような都市部と違い、地元の人以外ほとんど来ないであろう鮎川地区の仮設商店街。
通りすがりの旅人としても、なんとなくほっとする一瞬ではあります。

ayukawahama13.jpg

捕鯨基地としても名の知られた鮎川。
クジラを求めて遠洋漁業に出る大型漁船が停泊しています。
漁港の整備は急ピッチで進められています。
仮設店舗でもクジラ製品が売られていました。

北国の日没は早いです。
まだ4時を回ったくらいですが、早くも日が傾いてきました。
これから女川まで行こうと思うのですが、果たして写真が撮れるかどうか。。。

いったん大原浜まで戻り、県道41号線で女川を目指します。
途中、コバルトラインとの分岐がありますが、あえて海沿いを走る県道41号線を進みます。

女川原発PRセンターを過ぎてからは、ずっと海沿いを走ります。
このあたりは道路の補修工事のまっただ中で、あちこちで未舗装の砂利道に出くわします。
険しい崖の上を通る道ですが、途中通った小さな漁村は、どこも同じような状況でした。

もう暗くなり、写真は諦めざるを得ませんでした。
コンテナを使った仮設住宅など、見たかったのですが、つるべ落としですから仕方ありません。

さて、今夜の宿はどうするか。
何も考えずに、カメラだけ持って出てきたようなものなので。
明日の行程を考えると、今晩のうちに東北道を北に向かい、明日は朝から海岸線を南下するのがいいかな、と考えました。まず、女川から万石浦を通って石巻に向かいます。万石浦にはカキの筏が浮かび、日が沈んだ後の余韻と相まって、幻想的で美しい光景でした。

石巻に戻ったころは漆黒の闇に。国道108号線(石巻別街道)で古川に向かい、古川ICで東北自動車道に上がり、ずんずん走って水沢ICで下り、水沢駅近くのホテルに泊まりました。

水沢と言えば、あの小沢一郎さんの地元です。
ホテルのすぐそばには、例の「国民の生活が第一」とやらの選対事務所が立ち上げられていました。
ホテルがやけに混んでたのは、選対の関係者が止まってたせいでもあるのかな。

しかし、水沢駅前は、6年前に来た時と同じで、夜は人通りも途絶え、結婚式の二次会帰りの若者グループ以外はほとんど人の姿も見られず。一日クルマで走りっぱなしで腰が痛かったので、すぐ寝てしまいました。

翌日は、水沢から大船渡に出て、陸前高田、気仙沼と南下してきました(以下、大船渡編に続く)。
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古民家での晴耕雨読な暮らしに憧れる軟弱な熊谷都民。

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