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大津波の爪痕を旅して その6 気仙沼

陸前高田から気仙沼に向かいます。時間も押してきたし、今日中に南三陸まで行くのは難しいようです。2日間ではちょっと強行軍すぎたかもしれません。

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途中、美しい海岸線を通ります。三陸のリアス式海岸は本当に綺麗です。こんな美しく風光明美なところに、あの巨大な大津波ですから、好事魔多しとでも言うしかないのでしょうか。

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国道45号線で市内に入ると、大きな漁船が姿を現します。
被災地では、復興の妨げになるということで、取り残された漁船の撤去が進められてきましたが、この船は大きすぎるためか、まだ残されたままです。さすがに不安定なのか、数か所をつっかえ棒で支持されています。
道路が1m近く盛土されているのがわかるでしょうか。これほど激しく地盤が沈下していることにも改めて驚きを隠せません。

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近づいてみると、改めて、その巨大さに圧倒されます。
船のすぐ横では、コンビニが何気に営業しています。
コンビニという「日常性」と、漁船というありえない「非日常」が隣り合わせになっている、不思議な空間です。
そして、国道を走るドライバーが、船を見上げるようにしながら通り過ぎていきます。

ツアーバスが何台か立ち寄り、参加者が写真を撮りまくっていました。
どういうツアーか知らないけど、なんだか観光地みたいになっています。
複雑な気持ちです。
地元の方にすれば、できれば早く撤去してほしいでしょう。
南三陸の防災庁舎と同様、後世のために保存すべきという意見もあるでしょうし、賛否両論でしょうが、個人的には、残すべきではないかな、と思います。

国道沿いということもあるけれど、船があれば、観光客が見に来ます。
忘れ去られてしまうよりはまだましか、という気もしなくもないです。
どんなに著名なアーティストにお願いしても、これほど強烈なモニュメントは作れないです。

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船の近くには仮設商店街「復興マルシェ」があり、交通量が多いせいか、多くの人でにぎわっていました。
初めて、腹が減っていることに気づきました。

塩田さんのお店で、三色丼を食べました。
おいしかったです!
店内には、芸能人の人たちのサインや写真がたくさん飾られていました。

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気仙沼港にやってきました。
昨年、気仙沼大島にボラに来たときのことを、昨日のことのように思い出します。
もう1年たったなんて、信じられないです。

昨年、写真を撮ったところですが、まったく変わっていませんでした。

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イカ釣り漁船です。昨年も漁船はそこそこいましたが、今年は格段に増えています!
なんてったって、漁業あっての気仙沼ですから。

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大島行のフェリーが出発しようとしています。
時間的に無理ですが、つい、このまま乗船したくなってしまいました。

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昨年来たときは、広島の呉から来た船が運航していましたが、とてもきれいな新しい船が就航していました。
大島の皆さん、元気にがんばっているかな~

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市内を歩くと、昨年と変わらぬ惨状です。
ガレキは片付き、仮設商店街もあちこちにできていますが、やはりその先が。。。
自宅や商店があった場所にじっとたたずんでいる人、無心にカメラを向ける人、花を手向ける人、それぞれです。
地元の人たちにとっては神聖なる場所。
よそ者が勝手に入り込んでいいのだろうか、と一瞬ためらいを感じました。

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震災当日、多くの人々が逃げ込んで助かったという和風旅館「磯村」さん。
残念ながら、解体工事が進められていました。

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気仙沼は、海沿いの地区は大変な被害を受けましたが、高台のほうは被害を受けておらず、このようなレトロな建物を見ることもできます。陸前高田を見てきたばかりだけに、つい、ほっとする瞬間です。

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気仙沼魚市場です。

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激しく地盤沈下したのですが、コンクリートを50cm近く増打ちし、鋼板で仮設の桟橋を構築しています。

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災害復旧工事の真っ最中です。

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魚市場の上に上がると、大島から帰ってきたフェリーが。
今回はスケジュールの関係で行けなかったのですが、次は絶対に大島に行きます!
心の中でそう船に語りかけ、引きずられるようにして気仙沼を後にしました。

以上、ろくに食事もできない、あわただしい駆け足の旅でしたが、いくつもの被災地を通して見ることで、同じ被災地と言っても地域差が非常に大きいことがよくわかりました。

被災地に向き合うというのは簡単なことではないですが、やはり、現地に行くということが一番だと思います。
なんぼ写真や動画を見ても、現地に立ってみなければ、大事なことに気づかないのではないか。

そんな思いを新たにしました。



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