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熊谷市の竜巻被害の爪痕

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写真:9月16日午後、朝日新聞・小川智氏撮影


日本各地で甚大な被害をもたらした台風18号。
京都の嵐山の浸水とか、信じられないような光景でした。
痛ましい花火大会の事故があったばかりの福知山も、追い打ちをかけるように、容赦ない洪水が町を襲いました。
そして、各地で発生した竜巻の被害。
私の住んでいる熊谷でも、かなりの被害が出ました。
被災から一週間たち、気になって現地の状況を確認してきました。

テレビ中継が入っていた、西城という集落です。
写真の住宅は被災当時の新聞写真ですが、今はもうがれきはほとんど片づけられ、被災した住宅の骨組みがあらわになっていました。特に、こちらの住宅の向かって右側の平屋部分、壁の内部がえぐられ、柱以外は何も残っていない状態でした。
驚いたのは、写真左手前の化粧ブロックです。かすかに映っているだけで、写真では状況がよくわからないのですが、上部の2段がひしゃげています。果たして、鉄筋で補強したブロック塀が突風でひしゃげるでしょうか。おそらく、何か固くて重いものがぶつかったのだろうと思いますが、地震以外でブロック塀がこんなになるなんて初めてでした。

集落のあちこちで、屋根の修理が行われていました。屋根や窓を覆うブルーシートがあちこちにみられます。
必要なら飛び込みでボランティアをしようと思っていましたが、がれきはかたづけられ、住民の皆さん、今は家の中の清掃をしているようでした。

さすがに、被災した皆様が片づけをされている横で、写真を撮るなんてことはできません。写真を撮るのを許可いただくにも気が引けるし、集落の中をそっと歩いただけで出てきました。

思ったのは、被害がとても狭い範囲で起きているということです。
幅100メートルもないのではないでしょうか。
甚大な被害を受けた住宅のお隣が、まったくなんともなかったり。

どこで起きるか、これはもうまったく運と偶然でしかないですね。
地震のように万遍なく発生するものではなく、あくまで局所的に、限定的に発生するんだな。
そのことを実感しました。
ゆえに、被災された方の「被災感情」は半端ないと思います。
なぜ、うちが?という思いは消えないはずです。
不公平感がありすぎです。

今後、地球温暖化の影響で、竜巻はどこで起きてもおかしくない、とも言われています。
今まで、建築の設計で、竜巻なんて考えたこともなかったわけです。
それを、これからはきちんと考慮しろ、と言われても無茶というものです。保険でカバーするしか、ないのかな。

ただ、建築的に多少の対処はしなきゃいけないように思います。

まず、雨戸です。
最近は、サッシの防水性が格段に良くなったので、雨戸は防犯が第一目的となり、2階には付けないことが多いけれど、やはり2階にも雨戸は必要ですね。
雨戸がないと、窓から入った突風が屋根を中から吹き飛ばしてしまいます。ガラスが粉々に割れて大怪我をしますし。

それと、屋根材の固定の方法を考えなければ。
特に屋根瓦は重いので、飛ばされてしまうと周囲に与える被害がより大きくなります。
瓦の形状や固定方法を見直し、飛ばされにくくする工夫をしなければいけませんね。

あとは、軒の問題。
もともと日本家屋は軒が深いのが伝統だけれど、最近の今風住宅は軒を浅くする傾向がありますね。
昔はいまほど竜巻がなかったのだろうけれど、竜巻対策を考えたら、むしろ軒は浅いほうがいいのかもしれません。今風住宅は、その意味で、理にかなっているのかもしれません。あまり突起や凹凸をつけないほうが竜巻対策にはよいということなのでしょうか。
それじゃあ、デザインが四角い箱になってしまいますが。

これから、いろいろな研究や実験が行われるのでしょう。
これはまったくの素人考えですが、構造的にねじれやすい建物は竜巻にも弱い気がします。

それから、コンクリートの基礎と土台の固定が十分でないと、家ごと飛ばされてしまいます。
この集落でも、写真には映っていませんが、基礎だけを残して家ごとなくなってしまった住宅がありました。テレビインタビューによると、リフォームを終わり、これから住むところだったそうです。
新居に住めなかったのはとても残念ですが、お怪我がなかったのが何よりです。

わずか数秒の間にこれだけの被害を引き起こす竜巻。
その恐ろしさの一端がわかったような気がしました。
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テーマ : 台風
ジャンル : ニュース

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