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ドログバという「超個性」

imagedrogba.jpg

皆さんは、この写真を見て、何を感じるだろうか?
サッカー専門紙「EL GOLAZO」 6月18日号の写真である。
重戦車のように突進するドログバを、長友と森重が2人がかりで必死に止めにかかっている。
2人のチャージをものともしないドログバ。
テレビで見ていた以上に、身体が大きく、威圧感がある。
線の細い日本人DFにすれば、化け物に見えたに違いない。

まるで大人と子供の勝負である。
相撲で言えば、横綱と十両くらいの差がある。

この一枚、サッカーは格闘技である、という当たり前の定理を改めて思い起こさせる。
まさに衝撃的な写真である。

今まで監督経験がないというのがもっぱらの噂の、コードボワールの若き指揮官は、百戦錬磨の知将のように戦略家で、かつ老獪だった。
後半途中から、両SBを信じられない位置にまで上げて日本DFを幻惑に陥れ、たたみかけるようにFWドログバを投入し、日本のDFラインがドログバ1人に振り回されている隙を見逃さず、すかさず右サイドでドフリーになっていたMFオーリエから正確無比な高速アーリークロスをゴール前に放り込ませ、スペースに走りこんだ快足FWジェルビーニョがヘディングで仕留める。。。
知将の頭の中には、ドログバ投入からフィニッシュに至るフローが完璧に描かれていたに違いない。
残念ながら、そのとおりになった。
おそらく、何度も非公開で練習していた形に違いない。
自らを指導したザッケローニ監督の横で、知将はさぞ、ほくそえんだことだろう。
初めてのワールドカップの舞台で、自らの作戦を描いたとおりに実現できる指揮官など、そうはいないはずだ。
今後、彼のもとには世界中から監督就任のオファーが舞い込みそうな気がする。


残念ながら、わが日本は手も足も出なかった。
繰り返すが、サッカーは格闘技である、という原点をまざまざと見せつけてくれた。
今大会は、気候条件もあろうが、フィジカル勝負のゲームが多い。戦術うんぬんよか、攻守の切り替えが早く、より激しくハードワークできたチームが勝つということに尽きるのではないか。
少なくとも肉弾戦に持ち込まれたら、日本に勝ち目はない。
あのスペインが1-5という信じがたいスコアででオランダに負けたということで、もしかしたら、世界のサッカーの潮目も変わるかもしれない。パスサッカー至上主義から、瞬間的な攻守の入れ替えにより一気に相手ゴールに迫る、スーパーカウンター型のサッカーに傾いていくかも知りない。もしかしたら、観客は華麗なパス回しに酔っているバルセロナ型のサッカーに次第に飽きてきたのかもしれないのである。
そして、多くの国から理想とされてきたスペインサッカーは、今回の大敗を機に、変質を余儀なくされるだろう。シャビもイニエスタもいなくなる新代表チームが今までと同じ戦術を維持できるか、きわめて疑問である。

さて、それでは日本サッカーはどうなるのだろうか。
コートジボワールは日本の弱点を突き、ストロングポイントをことごとくつぶしてきた。
見事なまでにはまった、この戦法は、ほかの国も大いに参考にするだろう。
残念ながら、それを跳ね返すだけのポテンシャルは、日本にはないように思える。
戦術眼の高い憲剛、世界水準のフィジカルを持つ豊田、超快足の永井、あたりにがチームにいれば。。。

それにしても。
ドログバの、とてつもない存在感は、いったい何なのだろう。何に起因しているのだろう。
現地では、サッカーを超えた英雄だという。
協会と折衝し、あえて反政府勢力が支配している土地で代表戦を行い、試合後には反政府勢力のリーダーに休戦を約束させたという。ワールドカップ出場が決まった際は、選手全員をテレビカメラの前に集め、ひざまづき、内戦をやめるよう必死のスピーチを行った。いずれは大統領に推挙されるかもしれない。それくらいの人物なのだ。
彼を心の中で支えているものは、何なのだろう。
愛国心?などと言ってみても、しっくりこない。言葉が上すべりしてるというか、なんか軽い感じがする。
言葉では表現できない、もっと深くてドロドロしたものなのかもしれない。
よく言われる、「背負っているものが違う」ということなのだろうか。

試合後の様子を見ていたが、日本選手がドログバとユニホーム交換していたようには見えなかった。
いや、引き上げてくる日本選手の多くが、オレンジ色のユニホームを手にしていなかった。
向こうにしてみれば、日本チームはそれほど印象に残らなかったのだろう。

ショックが大きかったのはわかる。
でも、ここはワールドカップの舞台である。
ユニホーム交換くらい、しろよと言いたかった。
金欠のイランじゃないんだぜ。
コートジボワールでは、ワールドカップで対戦した相手国は、兄弟のように親近感を持つというのに。

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