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豊郷・高宮-かつて渡来人が開拓した中山道の宿

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近江八幡を中心に幅広い社会活動を展開した建築家ヴォーリズの作品、豊郷小学校。保守系町長による小さな町の小学校校舎解体は、全国的な話題にまで発展しましたね。建設会社の工事着手を住民が実力阻止したシーンは、いまだ記憶に新しいところです。
訪れたときは、そんな事件があったことは想像もできないほど、昼下がりの静けさの中にありました。中には入れませんでしたが、歴史的価値が高いことは一目見てわかります。オーラがあるんですね。そこにあるだけで、存在感がまるで違うのです。これは、いい建築の条件の最たるものだと思います。ちなみに、小学校にしては広すぎる駐車場には、どういうわけがあるのでしょうか。
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ヴォーリズの豊郷小学校の対面の光景。写真で見るとギャップが大きいのですが、現地に佇んでみると、不思議と違和感がありません。それだけ、ヴォーリズの洋風建築が、昔ながらの景観の中に自然に溶け込んでいるのでしょう。
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豊郷は近江商人を多く輩出した。伊藤忠商事を創業した伊藤忠兵衛の生家が今も残されています。天秤棒、転じて、巨大総合商社。近江商人の商売は、現代ビジネスの原点たるのでしょうか。
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ちょっと考古学になってしまいますが、豊郷の町外れに、「阿自岐神社」という変わった名前の神社があります。お宮様の名前は阿自岐ですが、地名は安食で、社殿の脇には、不思議な池があります。神社の境内にこんなに大きい池があるのは珍しく、かなり趣が違う様相です。一体なんだろう、これは。。。という感じですね。
手がかりはすぐに見つかりました。ここはかつて、応神天皇15年(西暦285年)、百済からの渡来人である、阿自岐氏によって開拓された地であり、日本書紀にもその名が登場するほど古いのだそうです。3世紀といえば、まだ秦氏の大集団が大陸から渡来する、はるか前。応神天皇による統一大和朝廷が飛鳥に成立したばかりの頃です。未開の僻地だったここ近江の地に、なぜ渡来人が住み着いたのでしょう。神社の由緒に、阿自岐氏との直接の関係が出てこないのが不思議です。池にはショウズという湧水があり、旱魃のときにも決して枯れることはありませんでした。安食という地名は全国にあり、かつて渡来人が住んでいたことが多いそうです。
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中山道高宮宿。本陣が1、脇本陣が2、旅籠が23と、中山道では本庄宿に次ぐ第二の大きさを誇っていたそうです。多賀神社の門前町として栄えたところで、宿の参道入口には巨大な大鳥居と常夜灯が鎮座しています。宿の中を流れる堀割。せせらぎの両側に板張りと塗り壁の妻面が面する様は、高宮らしいアングルtakamiya03.jpg

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中山道沿いには提灯屋の店。つい、立ち止まってしまいます。

■滋賀県犬上郡豊郷町■
■滋賀県彦根市高宮■
ともに近江鉄道本線の駅がある、旧中山道沿いの町である。高宮はかつての中山道第二の宿だけあって、今も商店が立ち並び活気があふれているが、豊郷はどちらかというと静かな農村という感じ。当初は近江鉄道で各駅停車の旅を考えたが、電車の本数も多いとは言えず、時間に制約されるので、結局クルマで移動した。天気がよく、体力に自信があれば、レンタサイクルで移動するのが、街道の雰囲気を味わえてベストかもしれない。
豊郷の東側から、東近江市にかけて、秦荘という地名のエリアが広がる。文字通り、秦氏の領地だったところで、近江上布、秦荘紬の資料を集めた「手おりの里金剛苑」がある。上蚊野には、かつて、300基にも及ぶ渡来人(依智秦氏)の大古墳群が遺存し、今は10基が整備保存されている。百済寺、秦氏が建立した金剛輪寺も、かつての渡来人王国の存在をしのばせる。西武鉄道創始者の堤康次郎は秦荘出身。
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