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遠州森-奥遠州の小さな城下町「三木の里」

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奥遠州は駿河と言っても尾張にかなり近くて、室町時代は今川家の支配下にありましたが、桶狭間の戦いの敗戦で今川家は衰退し、結局は徳川家の支配下になりました。森という地名は既に鎌倉時代から使われており、「森」の字が三本の木で構成されることから、別名「三木の里」と呼ばれるそうです。城下町のため、街には武者隠しが施されており、この道もまっすぐ突き当たるとクランク状に曲がっています。
町内には名産のお茶屋さんもちらほら。それから、なぜか、江戸時代から「古着の街」として名が通っていて、全国の相場を左右していたとか。交易上それほど地の利がよいとも思われないのですが、なにゆえ古着商が産業として確立できたのでしょうね。
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城下町である森の景観は、いわゆる人工的な修景が施されておらず、年代年代ごとに、街並みを壊さないように配慮しつつ、それなりに街づくりを営んできた様子が見て取れます。
たとえば、上の写真の町屋。せっかくの格子戸をつぶして当世風にリニューアルしたのでしょうが、今となってはリニューアルした部分も風雪に洗われ、伝統的な下見板張りの外壁との組合せにも、不思議とそれほど違和感が感じられません。
下の写真は、町屋に接して設けられたガレージのシャッターがさび付いていて、これもある意味で「なじんで」います。異質で人工的なものであっても、エイジングを重ねることによって、伝統的なオリジナル部分との調和が進み、違和感は薄れていくのかもしれません。
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電気屋さん(のはず)なのですが、ひたすら祭りのポスターを貼り付けています。祭りのポスターというのは、実にダイナミックです。それだけ、祭りには視覚的要素がふんだんに織り込まれているわけです。祭りというものの大衆芸能性を考えれば、街を歩きながら、たとえ一瞬にしろ、祭り特有の高揚感の中に飛び込めるというのは、面白い装置ではないだろうか、などと思ったり。。。
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特に観光地でもない普通の地方都市で、古い街並みを維持することの困難を感じます。たとえば、この町屋。柱は曲がり、構造体が大きく歪んでいます。まっすぐ立っていることさえ辛そう。すでに人が住んでいる様子ではありません。ここまで傷んだ町屋を修復するには、多額の費用がかかります。補助金でも出るならともかく、街並み維持のためにそこまでがんばれないよ、という風にも受け取れます(少なくとも、自分がこの家の住人だったら、そう考えたに違いないという意味で)。

■静岡県周智郡森町■
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東名高速道路を袋井ICで下り、県道58号線を北上する。天竜浜名湖鉄道は、静岡県の掛川から、森を通り、天竜二俣、三ヶ日を経て湖西市の新所原に至る、超ローカル路線。郊外には、「森の石松」のお墓、江戸元禄年間に建てられた国指定重要文化財の友田家住宅、十二段舞楽で名高い小國神社、天宮神社など、史跡が多い。
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