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檜原-甲州型の兜屋根が並ぶ東京都の秘境

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昭和30年代くらいまで、東京のチベットなどと呼ばれていたという檜原村。今や、全線開通に向けて建設が進む圏央道のあきる野I.C.からアクセスも抜群。
あきる野市街から、旧檜原街道に入るとじきに、思わず目を奪われるような建物に遭遇できます。ただし、最近の檜原街道は峠族のサーキット場と化しており、重厚な茅葺住宅に本格的な蔵の前を、爆音を残して最新型のバイクが一瞬にして駆け抜けていきます。街並みを見ながらゆっくり走る余裕はありません。まあ、そういう自分もかつてはずいぶん峠を攻めに行ったものですが。。。
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街道から少し外れた小さな集落で見つけた、ほぼオリジナルの茅葺民家。アルミサッシも網戸もない開放的な住居。夜は蚊帳を吊って寝るのでしょうか。日本の伝統家屋の暮らしそのものではないでしょうか。洗濯物や布団が干してあるのに、人の気配はありません。野良に出かけたのでしょう。
およそ犯罪などとは無縁な、昔の古きよき時代のムラ社会が、ここにありました。秋川渓谷のせせらぎ、小鳥のさえずり、木々のささやきが織り成すハーモニー。クレモネとなった茅葺屋根は、見事なまでに環境に溶け込んでいます。ここは本当に東京都なのでしょうか?
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山梨県と隣接するこの地域には、甲州型と呼ばれる兜形の入母屋屋根を持つ民家が多く、多くは鋼板葺に改装していますが、その堂々たる佇まいは実に力強いものがあります。兜造りとはよく言ったもので、戦国武将が身にまとった兜を髣髴とさせますね。棟まわりの形に特徴があり、屋根職人のこだわりと心意気が感じられます。
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典型的な甲州型の3層民家で、屋根は檜皮葺。現在は温泉(数馬の湯)になっています。
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兜屋旅館。築200年の重厚な4層木造住宅。柱も太く、一見してその辺の民家とは造りが違います。かつての豪農の屋敷だったのでしょうか。近くで見上げて初めて味わう圧倒的な威圧感は、荘厳な仏教寺院のようで、写真ではまずピンと来ないに違いありません。
現在は料亭や旅館として使われていて、山菜料理は美味しそうだが、お値段はちょっと高め。温泉ではないですが、都会の喧騒を離れて自然を満喫し、心からくつろぎたい時、こういう宿で何もせずに過ごすのは最高の贅沢かもしれません。50代と思しきご夫婦が静かに食事をしていました。

■東京都西多摩郡檜原村■
圏央道の終点のあきる野インターから、五日市街道を経て檜原街道へ。途中、落合で御嶽山に向かう道を分ける。檜原村役場の先でT字路にぶつかる。右に行くと日原鍾乳洞に向かう神戸林道につながっている(ちなみに、日原鍾乳洞の手前の倉沢には、かつての石灰鉱山の社宅の集落が廃村となって残されていた。2005年、取り壊されたという)。数馬へはこのT字路を左折する。上川乗(写真)で上野原方面への道を分ける。人里(と書いて「へんぼり」と読む)を過ぎ、やがて数馬へ。兜屋旅館以外にも数軒の旅館があり、温泉センターもある。イワナやヤマメなど釣り人のメッカでもある。檜原街道を直進すれば、やがて風張峠から奥多摩湖に出て、山梨県の小菅村、丹波山村へと続く。

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古民家での晴耕雨読な暮らしに憧れる軟弱な熊谷都民。

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