スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

筒石その3-海沿いに立ち並ぶ木造3階建集落の風景

山が海岸線ギリギリまで迫っている北陸の日本海沿い。中でも新潟県の名立から親不知を経て富山県側に至る地域(越後筒石親不知)は昔から交通の難所として知られてきました。訪れた日はうららかな春の日差しに包まれていましたが、冬には強風が吹き荒れ、波の花が吹き上げます。

tsutsuishi3-1.jpg

tsutsuishi3-2.jpg

tsutsuishi3-3.jpg


海に面したわずかばかりの平地に建てられる住宅は、おのずと上に高くならざるを得ません。結果、都市型のスモールビルのような3階建住居が寄り添うように密集する形となったのでしょう。山側の住居の裏側には、すぐそこまで崖が迫っています。
筒石では、漁の道具はすべて船とともに船小屋に収納されるため、一般的な漁村で見られるように、家のまわりに網などが積み上げられている光景は見られません。あたかも労働者のための高密度集合住宅というイメージを抱いてしまうのは、空間的に職住分離が確立されているためでしょうか。どのような間取りになっているのでしょう。
これだけの木造3階建住宅が、狭い路地の両側にびっしりと立つ光景は、船小屋と相まって、筒石を日本でも有数の漁業集落たらしめています。伝建でないのが不思議なくらいです。

tsutsuishi3-4.jpg

高台に上がって見下ろしてみると、ほとんどの住宅が3階建であることがわかります。路地は狭く、隣家とも近接しており、採光や通風などを考えると条件は厳しく、冬はどんよりとした天気に覆われる北陸地方の住宅の特徴として、屋根に採光のための明り取りをつけている家が多いです。

tsutsuishi3-5.jpg

tsutsuishi3-6.jpg

tsutsuishi3-7.jpg

高台からは、筒石の町を見晴らすことが出来ます。北陸特有の黒光りのする立派な屋根瓦とエイジングで風化した板張りの木造外壁の組合せが、何とも味わい深いです。
tsutsuishi3-8.jpg


かつて、筒石には北陸本線が地上を通っていました。現在の北陸線は地下のトンネルを通っており、筒石駅は上越線の土合駅と並ぶ、モグラ駅として有名です。
高台に上がると、旧北陸本線の廃線跡が残されています。橋梁が外された橋台に佇むと、向こう側の橋台には幼稚園が出来ていました。旧北陸本線の線路跡は、自転車道として整備されています。単線当時の古いトンネルは、自転車道にはちょうどいいのかもしれません。ちなみに、橋本克彦氏が「線路工手の歌が聞こえる」の取材で訪ねた旧北陸本線の筒石トンネルを見たかったのですが、果たせませんでした。
スポンサーサイト

テーマ : レトロを巡る旅
ジャンル : 旅行

コメントの投稿

非公開コメント

カテゴリー
プロフィール

fabio777

Author:fabio777
古民家での晴耕雨読な暮らしに憧れる軟弱な熊谷都民。

月別アーカイブ
ブログ検索
FC2カウンター
原発のない世の中へ!
【署名のお願い】自然エネルギー100%と原発の段階的廃止を実現するため「エネルギー基本計画」を変えよう!
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
リンク
RSSフィード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。