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門出の季節

ここ最近、いろいろな出来事があって、更新できませんでした。
ペコリ。
やはり心に余裕がないと、ブログは続けられないですね。
今日は二週間ぶりです。相変わらず、変わり映えのしない記事ですが。。。

ayu_200902_800x600.jpg

最近のJRの車内、panasonicの広告が目立ちます。
おなじみ、浜崎あゆみさんのデジカメ「LUMIX」の広告です。
相変わらずの美しさですね。
こちら、panasonicのサイトで壁紙としてダウンロードができます。

さて、今日の車内で、わたしがぼーっと広告を見ていたら、横に立っていた若いカップルが、こんな話をしていました。
「それにしても、Ayu、綺麗だね」
「一分の隙もないというか、あまりにも完璧すぎると思わない?」
「ぜったい、画像処理しているよね」
「してるに決まってんじゃん」
「画像処理どころか、画像そのものを作っちゃったのかも」
「要は写真じゃなくて、CGで人工的に作った画像ってこと?」
「それくらいのことは、今の技術ならできるかもね」

なるほど。
確かにそうかもしれません。
アイメイク、眉、口元、指先、ディテールを見れば見るほど、あまりにも完璧すぎる。
本当に写真なのか、疑わしくなってきます。
この完璧な美しさと、デジカメの売上がどう論理的につながるのか、よくわからないけれど、浜崎あゆみ=panasonic=LUMIXという路線はすでに完全に出来上がっているわけで、より完璧な美の画像を提供するたびに、見る者の意識に刷り込まれていく、というような構図になっているのかも。

したがって、今後もLUMIXのCMに出続ける限り、ayuはあらゆる手段を駆使して、より美しくあり続けなければならなくなっちゃったわけですね。

だけど、人工的な美は、ともすると人間くささが欠けてしまう。
多少しわがあったって、ほくろがあったって、いいじゃん。
誰もが、完璧な美に惹かれるというわけでもないでしょう。
1995年くらいからの小室ブームによって、安室とか、どことなくサイボーグっぽい美が賛美されるようになった感じがします。裁判の結果によっては、小室さん、数年間はくさい飯を食うことになるかもしれないけど、ayuは当分健在そうです。

panasonicmovie.jpg

「ママは、あなたのおっかけです」
同じpanasonicでも、わたしは、こちらのほうがいいですね。
門出の季節、若い両親の気持ちを素直に代弁しています。
動画では、トコトコと走り出した娘が幼稚園の先生にあいさつしたりして。
文句なしに、高感度CMですね。
でも、パパはどこに行っちゃったのかな?
ちょっと心配。
ママは子供ばかりに首っ丈、パパは給料運搬人?
たまにはパパのことも追っかけてあげてほしい(笑)

浅草の神谷バー

kamiyabar

今日、地下鉄の電車の中で、ふと一枚の写真に目が留まりました。
浅草の「神谷バー」の広告です。

もう帰りなさい
まだいいじゃない、と
街の灯が
ささやき合う

いいなあ。
郷愁というか、ノスタルジーを感じますよね。
大人の淡く切ない恋の物語。。。

神谷バーには、わけあり男女がよく似合う、なあんて。

大正時代、神谷バーで萩原朔太郎が詠んだ歌が残されています。

一人にて酒をのみ居れる憐(あは)れなる
となりの男になにを思ふらん
(神谷バァにて)

琥珀色の液体を見つめながら、孤独な20代の朔太郎の胸に去来したものは、何だったのでしょうか。

さっそく、ホームページを訪れてみました。
嬉しいことに、過去の広告ポスターが見られるようになっていました。
癒される作品ばかりです。

ところで、有名なデンキブランのいわれですが、以下は引用です。

「電気がめずらしい明治の頃、目新しいものというと”電気○○○”などと呼ばれ、舶来のハイカラ品と人々の関心を集めていました。さらにデンキブランはたいそう強いお酒で、当時はアルコール45度。
それがまた電気とイメージがダブって、この名がぴったりだったのです。」

「デンキブランのブランはカクテルのベースになっているブランデーのブラン。そのほかジン、ワインキュラソー、薬草などがブレンドされています。しかしその分量 だけは未だもって秘伝 になっています。
あたたかみのある琥珀色、ほんのりとした甘味が当時からたいへんな人気でした。ちなみに現在のデンキブランはアルコール30度、電氣ブラン<オールド>は40度です。」

ふーん、そうなんだ。
わたしは下戸なのですが、かれこれ10年くらい前、東京土産にと、デンキブランを抱えて京都まで行ったことがあります。ビールのように見えますが、かなり強くて、味もちょっと変わった感じでした。未だ秘伝というブレンドの織りなす味、下戸ゆえに味わい尽くせないのが、無性に損した気分です。

ライトアップされているので、とても綺麗です。お酒が飲めない方でも、ライトアップされた建物を見るだけで、何となく幸せな気持ちになれるかも。そして、大切な人と一緒なら。

PEN 3/1号 広告デザイン2009

pen200903cover.jpg

「広告は風景の一部」です。
(このフレーズ、過去の記事でも書いたっけ)
特に、道行く多くの人の視線を浴びる屋外広告は、まさに風景の中に溶け込んでいます。
(もちろん、溶け込めずに宙に浮いている広告もありますが)

人が屋外広告に視線を向けるのは一瞬です。してみれば、一目で訴えたいことが伝わり、かつ快い印象を残す、魔法のような仕掛けが求められるわけです。
しかし、道行く人たちは、そうおいそれとは広告に気づいてくれません。
携帯での会話や友人とのおしゃべり、気になる用事のことやら、人間関係や借金のことやら、今晩のメシのことやら週末のギャンブルのことやら? ありとあらゆる想念に埋もれて街を忙しげに歩いています。視線は絶えずあちこちを行き来し、一箇所に集中することはありません。
そんな人たちの意識に飛び込もうというのですから、広告はよほど、人の気をひきつけるものでなくてはなりません。
何気なくチラッと見ただけで、作り手と見る側の間に一瞬のコミュニケーションが成立しうるかどうか、が勝負どころなのかもしれませんね。

最新号の「PEN」3月1日号は、そんなスーパーテクニックを余すところなく注いだ最新の広告作品を紹介していて、かなり力作そろいです。ぜひ、お勧めしたいですね。

海外の気鋭のクリエイターたちの作品を集めているだけに、刺激的なものばかり。百聞は一見にしかず、あまり書いてしまうとネタバレになるので、書店で買って来てくださいね。

lavazza.jpg

誌上で紹介されているイタリアのエスプレッソメーカー「LAVAZZA」社のウェブサイトです。この会社の広告は、広告というよりアートに近い作品に仕上がっています。あまりに素敵なのでホームページを訪ねてみたら、開いた瞬間からアートの香りが伝わってきました。さすがです。特にカレンダーがお薦めです。

海外クリエイターに混じって、日本人クリエーターの作品も少ないながら紹介されています。
SOFTBANKの白いお父さん犬シリーズや、サントリーの伊右衛門茶、JR東海の「そうだ京都行こう」などなど。
中でも、わたし的には、日産自動車の「ティアナ」の広告が好きですね。

teanaad.jpg

4~5年前、「クルマにモダンリビングの考え方」というキャッチコピーで、旧型のセドリックやグロリアという単なる「高級なだけの高級車」のイメージを打ち破り、新しいラグジュアリーカーのイメージを創出した点で、とても新鮮でした。
そして、2008年バージョンは、山形は銀山温泉の超高級和風旅館、藤屋旅館(この前行ってきました。といっても泊まったわけではありませんが)を舞台に、和服姿での「おもてなし」の心を描き出した作品で、クルマそのものの動力性能なんぞはほとんど紹介されません。
ヨーロッパの風景を借りることが多い日本車の広告で、ここまで「和のしつらえ」にこだわったことが、素直にすごいと思います。
コンセプトがしっかりしているから、何をどう伝えるかが明確にできるのでしょうね。


こういう海外の広告を眺めていると、日本の広告は、まだまだだなー感じることが多いです。
特に屋外広告は、風景の一部なのですから、芸術的とまではいかなくとも、いい作品で街を美しく、そして楽しく飾ってほしいです。
何より、こういう時代ですから、夢のある広告をデザインしてほしいな。
豪華さでなくとも、人の心にそっと染み入るような、ほっとするような広告のほうがいいのかも。

広告も「癒し」の時代なのですねー。

ヨーロッパの風景と日本車

NISSAN S13 SILVIA

日本車の広告は、ヨーロッパの美しい街並みを背景に撮影されることが多いですね。こちらは昭和63年に発売され、平成初期にかけて、「ART FORCE SILVIA」のコピーで売れまくっていたクルマです。

artforce01.jpg

今となっては、本当に懐かしいですね。たまに路上で見かけますが、今でもこの流れるようなフォルムは美しいの一言。
それまでのNISSANはどちらかというと技術重視で、角ばったダサイのばっかりでしたが、このシルビアの少し前に出た新型ブルーバードからガラッとデザインテイストが変わりました。
このシルビアだって、旧型のS12は主に米国輸出向けの超不人気車だったのですから、信じられない変わりようです。

ま、クルマ談義はともかく、風景のほうに注目してください。
イタリアかフランスあたりの古い町並みをバックに撮影されています。
撮影地はわかりませんが、落ち着いた古都というイメージですね。

artforce02.jpg

当時20代だったわたしは、このクルマがほしくてたまらなかったのですが、悩みに悩んだあげく、別のクルマを購入しました。ただ、その時にディーラーでもらったカタログだけは、以後現在まで、大切に保管してきました。
実に美しいカタログです! 今までいろいろなクルマのカタログを見てきましたが、美しさという点ではピカイチです。大判のためウチのしょぼいスキャナでは対応できないので、デジカメで撮ってみました。折り目が入っているのはご愛嬌ということで。
(なんせ、20年前のカタログなので。。。)

artforce03.jpg

artforce04.jpg

artforce05.jpg

artforce06.jpg

クルマのカタログですからセリフが入る余地はありませんが、どんなストーリーを想定して撮影したのか、気になります。モデルさんのセンスも光りますね。
また、撮影地ですが、かなり古い街並みであることは間違いありません。
どなたかご存知の方がおられたら是非教えていただきたいのですが。。。

このクルマは、デザイン以外にも、Js・Qs・Ksというグレード名やら、身体を包み込むような丸みを帯びたシートやら、スピードをガラス面に映し出すフロントウィンドディスプレイやら、いろいろな工夫が詰まっていましたね。

その後、SILVIAは「EYE HUNT」というコピーとともにS14へとチェンジしましたが、バブルが崩壊し、3ナンバーになったせいもあってか、また不人気車に逆戻りしてしまい、今は生産中止となってしまいました。

それでは最後の1枚です。
artforce07.jpg

テーマ : 昔話
ジャンル : 車・バイク

不思議と印象に残る広告 その4

iichikoや二階堂に限らず、お酒のCMって、いつまでも記憶に残る作品が多いですね。
わたしがとても印象に残っているのが、SUNTORY OLDのCMです。
お題の風景ネタからはちょっと脱線しますが。。。

確か1990年代の前半だったでしょうか。世の中がまだバブルの余韻をひきずっていた頃だったと思います。長塚京三さんや田中裕子さんが出ていたCMですね。
覚えておられますか?

suntoryold05.jpg

記憶が薄れているので、創作を交えながら再現してみました。

仕事帰りに職場のみんなとお酒を飲んだ帰り。
送別会みたいな設定だったかもしれません。
店を出て、それぞれの家路につく部長と部下のOL。

別れ際に、
「部長の背中を見るの、好きなんです」
「。。。そんな、やめろよ」
「しばらく、見てても、いいですか?」
「。。。やめろよ」

少し歩いて、ちらっと後ろを振り返る長塚部長。
はにかむような、強がるような、絶妙の表情でした。
そして、ちょこっとスキップする。
「恋は遠い日の花火ではない」

サラリーマン社会に生きる普通の人たちの秘めた恋心を素直に表現しているというか、名作中の名作だと思います。

他にも、田中裕子さん出演の作品も、いろいろありましたね。

満員のバスに乗っていて、
「お願い、下ろしてください」
「下ろしてやれよ」
とか。

あとでYouTube見ていたら、田中裕子さんのこんなバージョンもあったんですね。

夕暮の商店街で、彼女の自転車がパンクし、困っているところに、若い男性が直してあげるシーン。
パンクを直す彼に並んでしゃがみながら、
「あーあ、ついてないなあ」
「ぼくはついてますけど」
「。。。え?」
「い、いえ、なんでもないです」
「。。。」

もうひとつ、お弁当屋さんのシリーズも。
道の向こうからシャイな若者がお弁当を買いに来るシーン。
「いらっしゃい」
「いつもいつもウチの弁当ばかりじゃ、飽きちゃうでしょ」
「ええ、でも、弁当だけで来るんじゃあ、ないですから」
「。。。」

いずれも、「。。。」という言葉にできないところで、彼女が見せる表情がミソなんですね。

サントリーのホームページを訪れたら、長塚バージョンはやっぱり過去の名作CMとして、画像が出ていました。他にも過去のSUNTORYOLDの広告がたくさん出ていて、わたしは記憶にないのですが、1970年代や1980年代の広告作品。実に味わい深いです。今はこんなに「濃い」広告って、あまりないよなーという気持ちになること間違いありません。ぜひ、見に行ってみてください。

ちなみに、SUNTORY OLDの最近のCMはこんな感じです。

suntoryold01.jpg
suntoryold02.jpg
suntoryold03.jpg
suntoryold04.jpg

若いカップルが彼女のお父さんに結婚の申込みに行くという設定です。
「やな奴なら一発ぶんなぐれたのにな。。。」

OLDの「伝統」にのっとった作風だなーと思います。
でも、わたし的には、長塚京三さんの印象が強烈で。。。


お酒のCMのきわめつけは、こちらでしょう。

お客さん、終点だよ

ハイサワーのCMです。今の若い人(?)は知らないかもしれないので、4コマ漫画風に解説を。

①風采の上がらない旦那が酔ってヘロヘロになって、妻の待つ自宅に帰宅する
②旦那は、こわい妻の前で、ダイニングのテーブルに突っ伏したまま寝込んでしまう
③呆れ果てた妻が、いたずらを思いつき、「お客さん、終点だよ」と大声で叫ぶ
④酔いつぶれた旦那が数秒後にガバッと立ち上がり、おみやげの包みをぶらさげたまま、周囲をキョロキョロしている。腹を抱えて笑っている妻。

とまあ、こんな設定でしたが、とにかく強烈に面白かったですね。

okyakusanshuutendayo.jpg

ハイサワー博水社によると、「あのCMをまた見たい」という人が多くて、ちょうど去年の今頃、テレビでこのCMを再放映したんだそうです。残念、見過ごしていました。
また放映してくれないかな。

プロフィール

fabio777

Author:fabio777
古民家での晴耕雨読な暮らしに憧れる軟弱な熊谷都民。

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